2000年度インパクに参加しました
「はちみつの歴史は人類の歴史」
The history of honey is the history of mankind.
〜イギリスのことわざより〜

【1】 みつばちと人類
【2】 養蜂の歴史
【3】 養蜂の現在〜はちみつができるまで〜
【4】 みつばちから学ぶこと

 【1】 みつばちと人類

 みつばちが地球上に現れたのは、約2千万年〜1千万年前のことです。人類が数百万年前に現れたのに比べると、はるか以前のことです。
 みつばちと人類との関わりは、はちみつの採集に始まりました。 紀元前6000年頃に描かれたスペイン東部にあるアラニア洞窟の壁画には、みつばちの巣に手を入れて、はちみつを採集している人の姿が描かれています。(図1) 蜂に刺される危険を犯してでも手に入れたい「はちみつ」は、古代人にとっても余程素敵なものだったのでしょう。

アラニアの壁画
図1:アラニアの壁画
エジプトの壁画
図2:エジプトの壁画

 また、紀元前2600年頃のエジプトの壁画には、はちみつの採集から保存までの様子が細かく描かれています。(図2) そして、これが、世界最初の養蜂国エジプトの「養蜂」の最古の証拠となり、養蜂の歴史が始まるのです。


【参考文献】 渡辺孝 「ミツバチの文化史」 筑摩書房 1994年

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