2000年度インパクに参加しました
自然との共生


プロローグ  みつばちが暮らしやすい自然環境とは
【1】  “花の種類”と“はちみつの味”
【2】  蜂の種類
【3】  越夏と越冬
【4】  敵との戦い
【5】  花粉交配
【6】  自然のつりあい
エピローグ  これから私たちに求められること


 【5】 花粉交配


 地球上の生物は互いに関わりあい、その自然環境に影響しあいながら生きています。 植物は光合成により酸素を作り出し、動物たちの食料にもなり、自らの存在だけではなく、あらゆる動物の生命を支えています。 さらに私たち人間は、緑の木々や美しい花々に心を癒されてもいます。 その植物もまた、多くは昆虫に支えられて繁殖しています。 昆虫、特にハチのなかでもミツバチは植物とうまく関わりあって生きています。

ミツバチから植物へ | 植物からミツバチへ

ミツバチから植物へ
 植物は「受粉」という生命維持のための目的を昆虫(ミツバチ)に託しています。 植物はその美しい形や色、そして香りでミツバチを誘い、同じ花へとミツバチを導きます。 ミツバチは花蜜を吸っている間に自然と体に付着した花粉を、次の花へ運ぶことになります。 動くことができない植物は、ミツバチの協力を得ることによって、いろいろな場所へ花粉を運ぶことができます。

アザミとミツバチ ※アザミの花は筒状の花の集合体によってできており、昆虫の体が触れると筒から花粉が飛び出すしくみになっています。 受粉には昆虫の力が必要な植物の一種です。

植物からミツバチへ
巣の断面  ミツバチは植物から花蜜と花粉を得て、食料にしています。

※ミツバチは花蜜を原料として“はちみつ”を作リ出します。 はちみつは働き蜂はもちろん、その幼虫の食料にもなります。 右の写真は巣の断面です。 幼虫の育つ部屋にも蜜が光っています。


農業への利用
 植物は受粉が行われることによって果実が実ります。 ハウス栽培のイチゴやメロン、また、リンゴなどの果樹園などで、ミツバチが活躍しています。 (ミツバチのほか、マメコバチやマルハナバチなども利用されています。)


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